どういった経緯だったか…。
佐祐理と舞のふたりが、いつものように話をしているときに、エッチな話題になった。
佐祐理は人並みていどに興味はあったものの、舞は疎く、こういう話題になるのはまれだ。
佐祐理「舞も、エッチしたことないよね?」
舞「エッチ?」
佐祐理「…うん。男の人とのエッチ…」
舞「ある」
佐祐理「そうだよね、舞もないよね。…って、えっ!?」
舞「……?」
佐祐理「舞、エッチしたこと、あるの…?」
舞「…ある」
佐祐理(舞はてっきり、こういうのにまったく疎いと思っていたのに)
佐祐理は、ショックを隠せない。
そして、脳裏をよぎる、ひとりの男の姿。
佐祐理「…もしかして、祐一さん?」
舞「うん」
こともなげに頷く舞に、またも衝撃を受ける。
佐祐理「そっか。そうなんだ…。あはは…」
佐祐理(…この、胸の痛みはなんだろう?)
佐祐理(ふたりに置いていかれたというショックなのかな)
佐祐理(それとも、祐一さんを舞に…)
舞「佐祐理も…」
佐祐理「…え?」
舞「佐祐理も、やってもらう?」
………。
……。
…。
(…どうして、こんなことになっちゃったんだろう…)
私は、自分の身に起きていることをにわかに信じられなかった。
祐一「佐祐理さん、そろそろ…」
佐祐理「えっ、なんですか?」
祐一「そろそろ挿れるから、腰、あげて」
佐祐理「は、はいっ」
祐一さんに言われるままに、心持ち腰を上げる。
祐一「いくよ…」
佐祐理「は、はい。お願い…します…」
ず…ずず…。
佐祐理「あっ…!?」
自分の中に異物が入ってくる感触に、思わず声を漏らしてしまった。
祐一さんのソレが入ってくるにつれ、自分の中が押し広げられていく。
佐祐理「…い、いつっ…いたっ…」
痛みを与えてくる祐一さんを、両手で押しのけようとする。
けれど、その手を祐一さんにつかまれ、万歳をするような格好で押さえつけられてしまった。
佐祐理「も、もう、全部入りました?」
祐一「まだだよ」
佐祐理「そんな…」
私の上にのしかかるようにしている祐一さんが、苦笑いを見せた。
ついで、侵入を止めていた祐一さんのソレが、ぐいっと押し込まれてきた。
佐祐理「…ひっ…ぐっ…!!」
抵抗していたなにかが、とうとう突き破られた。
…私は、自分が処女で無くなったのだとわかった。
ずず…ず…ず…。
侵入が止まり、私のお尻のところに、祐一さんの太股が当たるのを感じた。
祐一「佐祐理さん、ぜんぶ、入ったよ…」
佐祐理「…は、はい…」
祐一さんに返した言葉は、涙声になっていた。
祐一「痛かったろ? ごめんな。俺、あんま経験ないんだよ」
佐祐理「大丈夫…です。佐祐理が望んだこと、ですから…」
祐一さんが、本当に申し訳なさそうな顔をしているので、私はつっかえつっかえ、言葉を紡ぐ。
佐祐理「佐祐理は平気…ですから。祐一さん…続きを、どうぞ…」
祐一「さ、佐祐理さん」
私の言葉に、祐一さんが嬉しそうに微笑んでくれた。
ついで、私の中に入っていた祐一さんのソレが、なんだか少し大きくなったような気がする。
これ以上、大きくなるのでしょうか?
私のは、壊れてしまわないでしょうか…?
祐一さんのソレが出入りする度に、私の中に痛みが刻まれていく。
祐一さんに大丈夫とは言ったものの、そんな痛みに慣れるわけがなかった。
悲鳴をあげないように、顔を逸らし、シーツを噛みしめる。
佐祐理「……っ! ……っ!」
私はきっと、痛みに堪えようと、物凄い表情をしているかもしれない。
だって、こんなに痛いだなんて…。
祐一さん…。
いまの佐祐理は、佐祐理であって佐祐理でないんです。
だから、嫌いにならないでくださいね…?
佐祐理「……んんっ! ……んぅっ!」
祐一「ごめんな。佐祐理さん、もう少し…だから…」
ギシギシ…。
ベッドの軋む音。
私の上に乗っている祐一さん。
ああ…私は…。
佐祐理はいま、犯されているんですね。
祐一さんに…。
男の人に、犯されています。
そんな風に思うと、不思議と、熱い疼きが生まれた。
祐一「ああっ、さ、佐祐理…さんっ…!!」
祐一さんが呻いたかと思ったら、激しい動きが止んだ。
私の上に倒れてきて、なにかが…私の中でほとばしった。
熱いなにか。
すぐに、それが祐一さんのものなのだと、私にもわかった。
びくり…びくり…と、祐一さんのものが震えたかと思うと。
ふいに、小さくなっていく。
終わったんだな…と、初めての私にも理解できた。
祐一「佐祐理さん…」
はぁはぁ…と、荒い息をしていた祐一さんが…。
私の頭をそっと抱えて、優しくキスしてくれた。
そうして、祐一さんは私に微笑みかけてくれる。
でも私は…。
祐一さんに、こんな風に優しくされるような女ではないのだ。
こんなことをするほど、私は祐一さんを愛していなかった。
祐一さんにお願いしたものの、その言葉ほどに、私の心は込められていなかった。
ただ…。
舞と、祐一さんに置いていかれたくないという一心で。
そんな暗い気持ちで、祐一さんに抱いてもらったんだ。
ごめんなさい。
ごめんなさい、祐一さん。
佐祐理は…悪い子です。
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